『ハローキティ』にはじまり、『ワンピース』『スーパーマリオ』『ポケットモンスター』今まで商品化を手がけてきた人気キャラクターです。元々、子ども向けのお財布をメインにオリジナル小物商品を扱ってきたサンアート。転機が訪れたのは平成7年の“キティちゃんブーム”でした。ブームをきっかけにキャラクター商品市場に着目、以来、長年にわたり開発に携わって参りました。経験を活かしつつ、常に新鮮な気持ちで、お客様、そして人気キャラクターたちと日々向き合っています。
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大阪府松原市にあるサンアート大阪本社では、キャラクタープリントをあしらった財布、ポーチ、バッグ等の子ども用雑貨を中心に商品企画および開発を主に行っています。個性豊かなプランナーたちが、クオリティの高い商品をお客様にお届けするため、日々アイディアを練っています。
新商品の企画は、商品企画部のメンバーが独自に市場調査を行うところからスタートします。その後、定例会議での情報共有と議論、営業部との意見交換を経て商品化を進めていきます。営業部はお客様の生の声を聞いている存在、綿密なやりとりは必要不可欠です。企画が固まると、サンプル製作等と平行してそのキャラクターが登場するマンガを読み、ゲームをプレイ。キャラクターへの理解を深めることも大切な仕事です。
流行り廃りのサイクルが目まぐるしいキャラクター商品。そこで必要になってくるのが先読みをする能力です。ブームの兆しを敏感に察知し、商品化のタイミングとブームの最盛期を合わせる嗅覚が求められます。長年キャラクターグッズ開発に関わってきたサンアートは、新キャラクターの情報や、業界の流れをしっかりとキャッチすることが得意です。これは経験に加え、ブランドホルダーや売り場スタッフと築き上げてきた信頼関係によるもの。これらの財産がわたしたちの強みのひとつです。
キャラクター商材はスピードが命。ときには商品化の構想から店頭に並ぶまで1〜2ヶ月、というタイトな進行になる場合もあります。そのために必要なのは効率的な段取りと周到な準備。あらかじめ素材を調達しておく、修正箇所の目星をつけておく、など先回りして仕事に取り組むことを常に心がけています。また、サンアートは商品企画の初期段階から「ST*」の基準を強く意識。効率的な業務遂行を追求しながら、安全性に対する配慮も徹底しています。
*ST(Safety Toy)…低年齢層向けのキャラクター商品に設定される厳格な安全基準。
サンアートは今、中国を中心に世界に目を向け、新素材や新技術の発掘に力を注いでいます。これは高付加価値、高価格帯の商品開発に今後取り組んでいきたいと考えているからです。「チャンスを掴み、積極的に取り組む」これは弊社のモットーです。既存の価値観やアイディアにとらわれることなく、柔軟な姿勢で新しい商品を世界へ。“サンアートスピリット”を胸に、わたしたちの挑戦はこれからも続きます。